バンコク移住ブログ

2009年にバンコクに移住し、タイ人女性と結婚、娘たちと楽しく暮らしています。タイにまつわる情報をお届けします。

十年一昔

2009年2月3日、僕はスーツケース一つでタイにやって来た。これから始まる新しい生活や職場には若干不安があったけれど、それよりも念願かないタイにずーっといれる喜びが勝っていた。

 

10年たった今、当時を思い返そうと思い、アルバムをめくってみる。スマホなどなかった時代なので写真もそれほど多く残っていないが、そこには今より10歳若く、十数キロやせた僕がテンション高めのポーズをとっている。

 

初めに借りたオンヌットのアパートでとったの写真、ここで彼女(現妻)と同棲をした、狭くキッチンもバスタブもなにもなかった、テレビは据え置きではなかったので自ら購入したSAMSUNG製だった。保証期間を数日過ぎた時、突如として映像が映らなくなった。確か液晶を交換するのに1万バーツかかると言われた気がする。後日特別対応してくれるとのことで、新型に5000バーツで交換できると言ってきた。もう絶対SAMSUNGは買うまいと思っていたけれど、新品を買うよりかはずいぶん安かったので交換してもらった、そんないわくつきのテレビは今も寝室で使っている。

 

ソンクランのシーロムで顔を真っ白に塗られた写真を見て即座に、帰途のBTS車内で痛烈な腹痛と便意を催し、我慢できずNANAで途中下車し、近くのホテルの便所に駆け込んだ記憶がよみがえる。

 

もうあの頃のワクワク感はないけれど、タイに来てよかったとしみじみ思う。